オリジナルジュエリーボックス

blue bon bonのオリジナルジュエリーボックスを制作しました!

末永く使えるジュエリーボックスを作りたいと考えていました。そして、今回、できました!

オリジナルのジュエリーボックスをつくる条件としては、次のように考えました。

  • 素材や制作過程が、環境に優しく、長持ちすること
  • つくり手がみえること
  • つくりがしっかりしていること
  • 使い勝手が良いこと
  • ジュエリーが増えたり減ったりしても、臨機応変に組み合わせができること

箱の素材は、木材にしたいと考え、二本松にある「たてぐ屋山岡」さんにお願いしました。

「たてぐ屋山岡」さんについては、知人から、組み細工などの繊細な仕事をしているという話を聞いていたので、ここにお願いしたいと決めていました。

社長の山岡さんは、技能士として長年仕事に打ち込み、後継者の育成にも取り組んでおられます。そして、2020年11月には福島県の名工として県知事から表彰を受けられました。そして、私の話も丁寧に聞いてくださいました。

制作は、まず、箱を重箱のようにスタッキングできるようにすることや、木材はなるべく端材を利用することにして、すすめることになりました。~省略~ そして約2ヶ月後、完成しました。

ジュエリーボックスの名前は白重(はくちょう)です。

白い重箱という意味です(*´ω`*)

木材はブナです。

塗装前

白木

木材は、湿度などの環境の変化で収縮を繰り返すため、蓋の制作には苦労したそうです。箱と蓋は一つひとつ対になっており、それぞれ微妙に寸法が違います。

塗装後

塗装は、私が担当しました。実は私、美術の教員免許を持っています。

こちらは、紙やすりをかけた後、無着色でオイルで仕上げました。

こちらは、紙やすりをかけた後に、との粉をぬり、更に紙やすりをかけ、オイルで仕上げました。

3つ並べると、違いが分かります。

使ったオイルはこれです。成分は、蜜蝋と菜種油と荏胡麻油です。

どんどん増やしたり、重ねたり、並べたりできるジュエリーボックスに仕上がりました。

まだ発展途上です(*^^*) ご意見をお聞かせください。

箱の中のクッションは、当店の近くで、革加工の店をされている「マルモンクラフト」の門馬さんにお願いしました。

革は、端切れで良さそうなものを使ってもらいました。

箱から取り出すとこんな感じです。

そして、なんと、付属の紐で留めると、携帯用のジュエリーケースに変身します(゜o゜;

何度も試作を作ってくださり、丁度よい形に仕上げていただきました。今後は、革の色を変えたりして展開していきたいと話をしています。

ということで、10個制作しました。今後は、いろいろ試しながら、末永く使っていだだけるジュエリーボックスに成長させたいと思います!