今回は、結婚されるお嬢様にプレゼントするため、制作依頼のあったアコヤ真珠のネックレスを紹介します。
お客様から冠婚葬祭に使用できるフォーマルな真珠のネックレスがいいとご要望がありました。
どのような真珠を選べばいいのでしょう
真珠自体がフォーマルな印象を醸し出しているので、真珠なら何でもいいじゃないかと思うかもしれません。しかし、葬儀の場合は気を使う必要があります。葬儀に着けていく場合は、遊びに行くようなものは適しませんので、明らかにバロック(ゆがんだ形)であったり、大きすぎたり、派手な色のものは避けなければなりません。
そうすると、アコヤ真珠で7㎜~8㎜のラウンドでホワイトのものが適していると思います。
多くの方になじみ深い真珠のネックレスと言ったら、これかもしれません。確かにオールマイティにつけられるので、大人の女性は一つ持っていれば強い味方となりますね
さて、結婚するお嬢様への記念となるプレゼントですので、品質のしっかりした真珠をお選びせねばなりません。
そこで、花珠という真珠科学研究所の「花珠基準」に基づいて選ばれた真珠の連を使うことになりました。※花珠真珠が一連になったネックレス=花珠連
花珠連は、①てり ②地色 ③かたち ④まき ⑤傷、面 ⑥連相について各項の条件をクリアした最高品質の真珠です。
今回お選びしたのは、花珠連の大きさ8mm、カラーは調色をしていないナチュラルカラーのホワイトです。
- ネックレスの長さは、お嬢様の体形に合わせ40cmにしました。そのため珠が3つ余りました。
- クラスプ(留め金)は、お嬢様の名前を入れた特注品です。
- 仕上げは、オールノットです。
- イヤリングはプラチナの金具を使用しています。
ご両親からへ贈る「オンリーワンのネックレスとイヤリングのセット」完成しました。
さて、3つ余った真珠の珠ですがどうなったと思いますか?下の写真のようなペンダントになりました。
プラチナで仕上げたのですが、真珠がキレイに映えています。写真をいい加減に撮ってしまったのが悔やまれます。ネックレスはプラチナのベネチアンです。このチェーンは取り外しができるので、別のペンダントトップをつけたり、チェーンだけでつけてみたりと重宝すると思います。
ご両親の愛情がこもったネックレスが、お嬢様のこれからの人生のよきパートナーとなりますように。