誕生石お話_3月_アクアマリン

3月の誕生石アクアマリンは、淡いブルーの宝石です。名称はラテン語で”水”を意味する”aqua”と”海”を表す”marina”に由来しています。

エメラルドとは同じベリル種に属しており、他にはピンク色のモルガナイトや黄色のヘリオドールなども同じベリル種です。

画像で見ていきましょう。

未処理のアクアマリンは、ほとんどの場合海水に似た、グリーンブルーです。

結晶は、六角柱として成長するのが一般的です。

アクアマリンの硬度と透明度は、デザイナー、芸術家に人気があります。

この画像のアクアマリンのブルーの色は水中で泳ぐ魚のデザインに最適

大きなサイズほど深い色になるのが一般的です。

産地別に見てみましょう。

主要産地はブラジル。他には、パキスタン、中国、オーストラリア、ケニア、マダガスカル、アメリカ、ザンビア、ナイジェリアなどがあります。

ブラジル産
内包物が少なく、良質なカラーを持つものが多い。


タンザニア産
オウムガイを彫刻し、K18のゴールドをあしらい指輪とイヤリングに加工


ナイジェリア産
幅広い色を示している。

中国産
内包物が少なく淡い色をしている。

処理(トリートメント)

熱処理でイエローの要素を取り除き、より純粋なブルーの色相をもたらします。

原石をカットし、研磨後熱処理を施すことは標準的な慣習で、この処理は検知不能で、色は永続性があります。

近年は、未処理のグリーンブルーのアクアマリンもプレミア価格で販売されています。

向かって左のグリーンかかったものは未処理のアクアマリンの典型。青みのものは熱処理をしたアクアマリンの典型。

高品質のアクアマリン

最高のジュエリーには最高品質の宝石が用いられる。この写真では、良質の
アクアマリンのセットがダイヤモンドとともにプラチナに留められている。