誕生石お話_4月_ダイヤモンド_ part2

ダイヤモンドの価値基準の4C、4Cと希少性の関係について紹介します。

part1では、ダイヤモンドは他の宝石とは大きく違う特別の特性を紹介しました。それを知ると、なぜ人々がダイヤモンドは特別なのかが分かってくると思います。

次に、ダイヤモンドには4Cという価値の尺度となる基準を知りましょう。それによって、購入する際に、価格相応の価値があるか判断し納得して購入することができるので、是非覚えていて欲しいです。

なお、ブルーボンボンブログのダイアモンドの鑑定書を見てみよう(1)から(5)で鑑定書を見ながら4Cについて書いていますので、興味のある方はご覧ください(^^♪

4Cとは

ダイヤモンドの専門家は、特殊な4つの要因を組み合わせてダイヤモンドを分類します。

4つの要因

  • クラリティ
  • カラー
  • カット
  • キャラットウエイト

クラリティ

自然界に完璧なものはほとんど存在しません。それはダイヤモンドにも当てはまります。

ダイヤモンドにはインクルージョンと呼ぶ内部の特徴と、ブレミッシュと呼ぶ表面の不規則性があます。これらを合わせてクラリティ特徴といいます。クラリティは、インクルージョンとブレミッシュの少なさを指します。

クラリティ特徴は、ダイヤモンドの価値を下げる場合がありますが、良い面もあります。

全く同じクラリティ特徴を持つダイヤモンドは二つとないため、個々の石の同一性を確認するのに役立ちます。

画像のダイヤモンドは、同じように見えるが、インクルージョンをみると違っていることが分かる。

カラー

ダイヤモンドは無色だと考えている方が多いのではないでしょうか?

実際には無色のダイヤモンドは希少なものなのです。ジュエリーに使われているほとんどのダイヤモンドは、ほぼ無色に見えますが、わずかに黄色味や茶色味を帯びています

ほとんどのダイヤモンドは、イエロー、またはブラウンの色目を持つ

黄色と茶色のほかに、様々な色が存在します。もっとも希少な色の例としては、レッド、パープル、グリーンを上げることができます。これらの色は、色が強いほど価値があります。

カット

巧みなカットが施されたダイヤモンドは、光が息を吞むような動きを見せ、ダイヤモンドの3つの輝きの要素、ブリリアンス、ファイヤ、シンチレーションを見事に示します。

ブリリアンス

ダイヤモンドの内部、及び表面から反射される白色光の組み合わせです。

ファイヤ

ダイヤモンドから観察することができる虹色の光の輝きです。

シンチレーション

ダイヤモンドあるいは照明、または観察者が動くことによって観察される光のきらめきです。

カットスタイルでは、ラウンドブリリアントカットが最も人気があります。

ラウンドブリリアントカット

平らに研磨されたファセットと呼ばれる面が57、または58あり、その面から反射されてくる光がキラキラと輝いて私たちの目の前に現れるのです。

キャラットウエイト

ダイヤモンドの重量はメトリックキャラットで計測され「cts」と略して表記されます。

1ctは0.2gです。

大きなダイヤモンドは小さなダイヤモンドより希少性が高く、より価値が高くなります。

余談ですが、キャラットとカラットは違います。カラットは金の品位を表す単位で、「K」または「Kt」が略称です。紛らわしいですね。