今回は、アニバーサリーリングとしてご注文頂いた手作りの鍛造リングをご紹介します。
鍛造(たんぞう)という聞きなれない言葉についてですが、これは、ジュエリー作りの技法の一つです。今回、この技法を2つご紹介します(*’ω’*)
鍛造(たんぞう)の技法
鍛造とは、地金を工具(金づちやプレス機)などをで叩いたり圧縮して形を作っていく作業です。この作業の過程で、地金の組織が均一化してより丈夫な金属となります。職人的に言うと、地金が締まっているのが鍛造で作られたジュエリーです。
鋳造(ちゅうぞう)の技法
鋳造(キャスティングとも言われる)は、ジュエリー制作の主流となっています。こちらは、鋳型に溶かした地金を流し込み形を作っていきます。3Dプリンターでの制作もこの技法で作られます。鍛造よりも複雑な形状を作ることが容易で手軽に大量生産できますが、地金を叩いたり圧縮する作業はありませんので、鍛造に比べると金属に締まりがありません。
どちらもそれぞれいいところがあり、見た目はほぼ変わりがありません。しかし、鍛造で作られたリングをつけてみると、その滑らかさは格別に良いです。鋳造に比べ割高ですが、当店のお勧めです。
出来上がった手作り鍛造リングをご覧ください。
機械を使わず、全て手作業で制作しました。
とてもよくお似合いです!これから、自分に合ったジュエリーを一つ一つ増やしていきたいとのことです。ジュエリーがお客様の良いパートナーになりますように!!