お店をつくる_大工さんと一緒に

blue bon bon が2018年11月の新店舗オープンに向けて、どのように歩んだのかご紹介します。

店舗物件探し

条件は大きく3点です

  • 福島市の中心商店街であること
  • ショーウインドウのある路面店であること
  • 店舗部分と作業部分が併設できる間取りであること

2018年の4月頃から物件を探し始めました。すぐいい物件が見つかると考えていたのですが、これだと思う物件がなく8月になってしまい焦っていると、一度断られた物件が空いたとの連絡が入りました。細長い間取りでしたが、ショーウインドウがあり、前方と奥を間仕切りすれば、作業しながらでもお客様に気が付くことができます。しかも自宅から近かったので、こちらに店舗を構えさせていただくことになりました。

改装工事

改装にあたっては、同じ通りに店舗を構える「ひつじぐさhttps://chinaware-store-265.business.site/の店主に相談にのっていただきました。店主は退職後に作家ものの器を扱うお店を開店した方で、私の尊敬する先輩です。

ひつじぐさは漆喰の壁で、店内に入ると気持ちの良い空気が流れています。私も漆喰の壁をマネをさせてもらおうと、ひつじぐさを施工した大工の大橋さんを紹介してもらいました。

大橋さんは、年齢が70歳前後だと思います。職人気質で、芯の通った大工さんなので、一緒に過ごした時間は、とても楽しく勉強になりました。

改修工事の内容は大きく3点です。

  • 壁を漆喰で塗り替える
  • 床をタイル張りにする
  • 照明を変える

大橋さんに費用が高くなると言われましたが、ここは譲れませんでした。

必要な理由はといいますと

  • 漆喰の壁は、自然素材なのでお客様にも自分にも心地いい空間を作りたいと考えたから。
  • 床のタイルは、・高級感が出ること。・彫金の作業の際に火や金属を使うので、掃除しやすく丈夫で燃えにくいこと。・ほこりがたちにくい素材であることから選びました。
  • 照明は、ジュエリーにとっては光がとても大切なので、ジュエリーを輝かせる照明計画が必要でした。

改修前にこんな感じがいいと、大橋さんに見てもらった写真です。

施工前に参考にした部屋

タイルや照明は、大橋さんが持ってきてくれたカタログから私が選びました。天井は漆喰が塗れないので、ペンキの色を調合してもらい明るい色に仕上げてもらいました。

工期は11月1日から11月25日まで

開店は11月28日でした。

写真です。

改修前 ウインドウ側
改修中 ウインドウ側
改修中ウインドウ側
改修後 ウインドウ側
照明
改修前 奥側
改修後 奥側

メインテーブルは高野さんから譲っていただきました。

カンディハウス製のテーブルは高野さんの隠れ家にありました。
テーブルはお店の顔になりました。
日が差すと、白い壁にロゴマークの影ができます。
開店の日の私

こんな風に、みなさまのおかげで念願のお店が出来上がりました。

ここでは紹介していませんが、開業は夫の協力がなければ叶いませんでした。感謝しています。母にもずいぶん応援してもらっています。子どもたちも協力してくれてありがとう。

みなさまに感謝しながら、お客様に喜んでいただけるようなお店をつくっていきたいと思っています。